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  • SATO YURI

バックストーリー SAKIHOKORU 



SAKIHOKORU - 咲き誇る -


「私はわたしであることを誇って生きていく」


自分自身への“誓いのリング”






私のつくるジュエリーは


すべて私の経験に基づいていて、


私の伝えたいメッセージや想いの代弁者たちです。




このSAKIHOKORUも例にもれません。




このデザインの製作までの過程は


『自分の夢は自分で叶える』

『自分のことは自分で幸せにする』


という数々の学びに満ちたものでした。





<Back Story of SAKIHOKORU>




大学卒業後、私はすぐにジュエリーデザイナーとして働きはじめました。



そして周りの先輩方が次々と結婚していって、


みんなそれぞれ婚約指輪や結婚指輪を自分で作っていました。



中には社長にお願いしてインドからダイヤを買ってきてもらう方までいたんです。



そんな先輩方の姿は、

私の目にはとても幸せそうに映り、

心から羨ましかったことを今でも鮮明に覚えています。




デザイナー職だった私は特に、


「いつか私も結婚をして、自分で自分の結婚指輪と婚約指輪をつくる」という夢が芽生え、


ジュエリー業界での経験が長くなることに比例してその願いは大きくなっていきました。





そして私はニューヨークで暮らしている時、


私の30歳の誕生日に

当時付き合っている男性からプロポーズをされました。



アメリカ人の彼は、


私の前でひざまずいて「Will you marry me?」と言い


私に婚約指輪の入った箱を差し出してくれました。



“指輪を自分でつくりたい”という私の希望を彼は知っていたので、


その時にくれたリングは仮のもので、


「It's time to make your own ring.」

(あなた自身のリングを作る時がきたよ。)


という言葉を私にかけてくれました。




私は本当に本当に嬉しくって、


当時はすべての幸せが手に入った思ったほどです。




しかし文化も言葉も違う彼との生活は想像以上に難しく、


諸事情が重なり


指輪を自分でつくるという夢を叶える前に、


私たちの結婚生活は終わりを告げることとなりました。




ですが入籍をしてすぐに

私は指輪のデザイン画だけは完成させていたんです。



それがこの三枚の花びらのデザイン


SAKIHOKORU.





彼と別れニューヨークから帰国する際も、


どうしてもこのデザイン画は手放すことができず


大切に日本まで持って帰ってきてしまいました。




そして当時の辛かった記憶と共に、


このデザイン画は私の“夢が叶えられなかった”


悲しい経験として心に残りました。





しばらくぽかんと心に穴が開いたような状態だったものの、



真剣に自身の幸せや当時の結婚に対して向き合っていくうちに



今まで私は他人に幸せにしてもらいたいと考えていて、


自分の人生を他人に委ねていたんだな、



という気づきがあったんです。




以前の私は


「きっといつか誰かが 夢を叶えてくれる」

「誰かが幸せにしてくれる」


と仕事もプライベートも他人任せでした。




だけどいつまでも心が満たされない状態で過ごしていくことも、


他人に自分の幸せを左右されることももう嫌だなって思ったんです。




だからこれからは


自分自身で自分を幸せにしてあげよう、


と決めました。




いつもどんな時も


自分の幸せを決めるのは自分の心次第だし、


自分を幸せにしてあげる力を私は持っていると。




そして他人任せだった過去の自分を断ち切るためにも、


ずっと夢が叶えられなかった思い出として心に残り続けている


SAKIHOKORUのリング製作をすることにしました。




いつか誰かが叶えてくれることを待っているのでなく、


デザイン画の中に置き去りにされていた夢を


自分で叶えてあげることにしました。



そんな想いを馳せながらつくったSAKIHOKORUは、

「どんなことがあっても自分を信じて、幸せに生きていく」という


これからの私の人生に対する決意表明、


自分自身へ贈った“誓いのリング”です。





極端な話かもしれませんが、


人は誰しもいつまで生きられるかなんて保証はないのです。




誰かが叶えてくれるだろう、


いつかチャンスが巡ってくるだろう、


〇〇なったら行動しはじめよう、



その誰かやいつかが来る保証はどこにもないわけです。




だったら自分で叶えよう。


今叶えよう。




そんな自身の人生に対する責任を自分で持った時、


すべての経験に価値と感謝を感じられ、



自分だけでなく、


周りの人も幸せにしていくことができるということを、


このリングに教えてもらいました。





一人でも多くの方が、


たった一度かぎりの人生を思いっきり楽しみ、


最高に自分らしく、


光り輝いて生きていけますように。



願いを込めて…。




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